福岡で看護師イベントを主催する私が「今」看護師に戻らない理由とは?




2018年末頃から福岡で看護師イベントをしている、はな(@hana8787hanae)です。

当時は知名度がほとんどなく、Facebook(福岡の人は少なめ)とTwitter(フォロワー数500人前後)でイベント集客をしてもほとんど知り合いしか来ませんでした。

しかし、何度かイベントをするうちに、オンラインでしか交流がない方からもメッセージをいただいて、私の企画したイベントに来てもらうことが増えてきました。

嬉しいです。

知り合いが増えるというのは、ありがたいですね^^

県外在住の方にお会いするときも、福岡で集まる場所作ってね!と言われることが増えて嬉しいんですが、知られれば知られるほど、不安に思っていることがあります。

それは、私が今、看護師として週1でしか働いていないこと(他の曜日は医療系以外の仕事をしています)。

たぶん、何も知らない人からすると、

「あなた現役で働いてないんだから、看護師と名乗る資格はないし、イベントする意味が分からない。」
と思われることでしょう。

SNSにはいろんな人がいますからね…

私もちょっとそう思うんですが、私には私なりの今看護師にならない理由があるので一度整理しておこうと思います。

2年前に看護師に戻りたくないと思ったわけと、今戻らない理由は異なります。

それは、イベントで出会った魅力的な看護師さんの思いに触れたから。

そんな私の思いの変化をつらつらとご紹介したいと思います。

私が「看護師には戻りたくない」と思ったのは海外から帰国後

私が看護師以外の仕事をしようと本格的に考え出したのは、2年間の海外生活を終えて日本に帰る前です。

(1つ目の病院をやめた時点では「私には特にできることもないし、どこか違う病院で看護師として働こう」と思っていました)

2015年の9月からフィジー留学、2016年の1年間オーストラリアでワーホリをしていた私は、海外生活を通してさまざまな人と出会いました。

見るもの全てが新鮮で、夢のような世界でした。

英語が話せなくて悔しい思いをしたこともありましたが、自分で自分の道を切り開いていく楽しさは格別でした。

好き勝手に生きていたなという感じです。

そんな生活を経て、看護師に戻りたくなかった理由はこちらです。

  • 病院は、世界が狭すぎる
  • 女だらけの社会でチクチク言われるのが嫌
  • 責任が重すぎる
  • ちょっとブランクがあるだけで、イチから勉強するのがしんどい

1番の理由は、病院というカテゴリーに縮こまるのは嫌だなということ。

オーストラリアでさまざまな国の人と出会う中で、私は看護師時代にすごく小さなコミュニティーの中で生活していたことに気づきました。

自分が常識と思っていたことは、他の人から見れば非常識(逆もある)という場面に幾度となく遭遇し、人の考え方っていろいろあるんだなと感じたことが印象深いです。

看護師時代の私は、病院、いや病棟の中の「当たり前」「こうあるべき」という枠にハマれずに苦労した1人です。

病棟の中では常識と思えることも、一歩そこを出れば非常識になることも大いにあります。

せっかく海外に出て、自分の知らなかった広い世界を知ったのに、また病院、しかも女だらけの社会に戻るのかーと考えたら日本で働くのが嫌になってしまいました。

また「1年目のときのように肩身の狭い思いをして仕事をするのはもうごめんだ」と思ったのもあります。

なので、周りの人に「看護師免許はあるけど、看護師にはなりたくないです」と言いふらしていたんです。

看護師以外の仕事をはじめた

口にした願いが叶いやすいとは、よく言われますよね。

看護師になりたくないと言っていたら、医療系でない知り合いに「フリーランス目指してみる?やりたいなら稼ぎ方教えるよ!」と言われました。

この人がのちに私のメンターとなる男性(5歳年上)。

彼の経営するセブ島のゲストハウスで働くことを条件に、パソコンについて教えてもらえることなりました。

「はなちゃん、このパソコンを買ったらいいよ」

彼から送られてきたメッセージにあったMacBookのパソコンをすぐに買って、セブのゲストハウスへ行きました。

思えば、あのときすぐパソコン買ってよかったな。

10万円のものをすぐポチる行動力、海外で養ったことの1つです。

そして、セブ島でゲストハウスの管理人をしながら100日間毎日ブログを書いていたら仕事をもらえるようになり、それが今に繋がっています。

セブで書いていたブログはこちら。はなの海外大冒険!

8割以上セブ島生活のお話です♪

看護師以外の仕事をしていたら、人との交流が恋しくなった…

そんなこんなで、私は看護師に戻りたくなかったのでそれ以外の仕事をしました。

ウェブライター、ツアーのカスタマーサービス、事務作業など。

どれも自宅でできる仕事ばかりだったので「家にいながらも最低限の生活費って稼げるんだ!」と驚いたことを覚えています(ま、金欠すぎて全く贅沢はできなかったのですが)。

詳しい話はこちら。

仕事が辛い看護師さんへ。ナースに在宅でのライティングの仕事をおすすめする3つの理由

2018年10月9日

隙間時間で派遣看護師のバイトもしました。

派遣看護師のメリット・デメリットと、福岡で使える転職サイト

2019年5月30日

派遣看護師にオススメ!「訪問入浴」の仕事内容とやりがい、向いてる人

2018年4月26日

1年以上続けてなんとなく生活できるようになった一方、やはり物足りなさを感じた部分もありました。

「やっぱり人と関わりたいな」と思って看護師らしい仕事をスタート

「病院という狭いコミュニティーに入りたくない」

「女同士の人間関係が嫌」

こんな理由で看護師という仕事を離れた私ですが、そもそもなぜ看護師になったかというと人と直接関わる仕事をしたかったからです

詳しい内容はこちら。2018年はじめにセブで書いた記事。

看護師になりたいと思った理由を掘り下げながら、将来やりたいことについて考えてみた

2018年1月27日

なので、毎日パソコンを触って情報発信をしつつも人と合わない日々に退屈さをおぼえてきました。

さらに、数回看護師イベントを主催する中でいろんな看護師さんと出会い「看護師の仕事って辛いだけじゃない」「看護師界をもっと盛り上げよう」っていう話題もたくさん見てきました。

病院の世界でしか看護師の仕事を捉えられなかった過去の私にとって衝撃的な事実が、どんどん耳に入って来たのです。

「人と対面で話す必要のないウェブ系の仕事だけだと飽きる」

「看護師の仕事の中にも楽しいものがあるから、ちょっとやりたい」

と思って知り合いに「週1くらいでゆっくり働ける看護師の仕事ないかなー」と言っていたら、今働いているデイサービスの仕事を紹介してもらいました。

とても運がいいですね!笑

さらに、看護師の知り合いに「ベビーシッターって看護師資格を活かしながら働けるらしいよ」と聞いて働くことにしました。

看護師の副業に最適!キッズラインのベビーシッターの仕事を完全解説|おすすめ理由、仕事内容、給料

2019年8月17日

最初の頃はそこまでがっつり入る気はなかったのですが、思ったより楽しくて融通が効くので細々と続けています。

子供好きで空き時間が結構ある方、ベビーシッターの仕事はおすすめです(もちろんナースじゃなくても可)。

今私が看護師に戻らない理由

私は人と会う仕事が好きという話をしましたが、なんでそれなのに看護師に戻らないのか…

ぶっちゃけ、フリーランスで複数の仕事を掛け持ちするよりも、病院の正社員で看護師として働く方が稼げるし安定しています。

せっかく取った看護師免許も無駄になりませんし、看護師としての知識を積めば、将来独立するときにかなりのパワーを発揮してくれることは間違いありません。

現に、私の知り合いの看護師さん(看護師歴30年)は、ご自身の経験や知識を生かして、ご自身のフットケアや健康事業の事業所を立ち上げました。

私は彼女の料理教室の広報を担当しています。

11/16,12/12 健康料理教室でクリスマスパーティー料理を作ろう

2019年10月29日

こんな看護師さんになれたら人生最強だなと思う反面、今は戻らなくてもいいかなという理由がいくつかあります。

1.今やっている看護師以外の仕事が楽しい

1番の理由はこれです。

今振ってもらっている仕事にやりがいを感じているから。

私は仕事をする上で「誰と働くか」ってかなり重要だと思っています。

2年くらい続けている仕事の1つが観光系のお仕事。

主要メンバーとは2年くらいの付き合いなのですが、融通の効く働き方を提案していただけること、働いた分だけ給料を上げてくれること、メンバーそれぞれの良さを分かった上で仕事を振れているのが魅力的だなと感じています。

そのほか、ベビーシッターもなんだかんだで楽しいです。

2.妊娠出産などを考えて、在宅で稼げる仕事をしたい

私は2019年4月、平成最後の月に入籍しました!

アラサー独身彼氏いない歴4年だった私が結婚を引き寄せた5つの方法

2019年5月17日

年齢も年齢なので、そろそろ妊活を!と考えています。

そうなると、どこかで仕事を休む必要が出て来ます。

今新しい仕事をしてもすぐに休む未来が見えているなら、やるべき時は今ではないのかなと思いました。

私の知り合いの職場でも「新しく求人に応募してきた看護師さんがいたけど、新婚さんですぐに妊娠するかもしれないから採用を断った」とか、

ツイッターでも「新婚だからって、転職先に断られた」という事実を見ました。

働ける事例もあるかもしれませんが「新婚」という理由で働けないのはなんだか悔しい気もします。

アラサーの壁ですね。

一般企業だけの問題と思っていましたが、女性が多い看護師界にもあるようです。

雇う側の都合も分かるので(すぐに産休に入られたら困るとか)、一概に愚痴は言えませんが、、、

3.時間的制約の少ない今の生活リズムが好き

ICUや外科で看護師をしていた頃は、もちろん夜勤をしていました。

病院から出されたシフトを基本として自分の生活リズムを作るイメージです。

そのときはそれでよかったのですが、一度自分でスケジュールを組む働き方を知ってしまうと正社員の勤務スタイルに戻るのに勇気がいります。。。

行きたいときに行きたい場所に行って、そこでパソコンを開いてカタカタ仕事する。

仕事場所は、家でもカフェでもワーキングスペースでも、旅先でもいい(飽き性なので、作業場所はよく変えています)。

いくつも仕事を併用するのもスケジュール管理が大変なんですけどね。

将来の自分が看護師として歓迎される世の中をつくりたい

次のイベントはこちら! 参加希望の方は問い合わせフォームから。

今は看護師として本格的に現場に戻ろうとは思いませんが、人生まだまだ長いのでどこかのタイミングで看護師になるのもありかなとは思っています。

そんなときに自分が働きたい場所を探すために、今はいろんな看護師さんが働く現場の話を知りたい。

だから、イベントを企画している。

というのが私の思いです。

まあ、1番は人を集めるのが好きというのがあるのですが。

なので、細々と看護師さんが集まる場所づくりは続けていきたいと思っています。

下の記事は今から半年前に書いたのですが「自分が看護師1~3年目だったときに欲しかったコミュニティーを作りたい」という部分は変わりません。

福岡で看護師のためのナースカフェを開催します!

2019年4月22日

またやりますのでよろしくお願いします^^

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hanablo

複業フリーランスの元看護師。世界をハーモナイズすべく、オンラインのセールスやコミュニティーマネージャーなどの仕事を通して人と人との化学反応を生んでいる。得意なことは戦略的コミュニケーション&スキルのかけ算。 看護師を27歳で辞め、2015年から2年間は海外生活(オーストラリア、フィリピン、フィジー)を楽しむ。現在フリーランス7年目。趣味は音楽、旅です!

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複業フリーランスの元看護師。世界をハーモナイズすべく、オンラインのセールスやコミュニティーマネージャーなどの仕事を通して人と人との化学反応を生んでいる。得意なことは戦略的コミュニケーション&スキルのかけ算。 看護師を27歳で辞め、2015年から2年間は海外生活(オーストラリア、フィリピン、フィジー)を楽しむ。現在フリーランス7年目。趣味は音楽、旅です!