セブ生活ラスト1日のはなです😢
やることがありすぎてどうしよう…
先週の語学学校のイベントで元看護師の男性にお会いしました。
彼の仕事の話を聞く中で、自分と違うところがありすぎて目から鱗でした。
仕事がきつくて辞めた私と違い、彼はプライドを持って仕事を続けていたのがすごくよくわかりました。
さらに彼の仕事に対する姿勢を知りたいと思ったので、日を改めて看護師の仕事のあり方についてインタビューしてみました😄
このインタビューの目的は、
私自身が今後看護師として頑張るための気合いを入れる参考にすることと、
他の職種の方にも、看護師という仕事の深い部分まで理解してもらうことです。
看護師さんにだけでなく、他の仕事にも通じる話もあるかと思いますので、どうぞ読んでみてください🇯🇵
もくじ
Kさんが15歳で看護師の道を志した理由
「将来なりたい職業を考えたときに、自分は人が好きだってことが頭に浮かびました。
特におじいちゃんおばあちゃんや、ダウン症の親戚など、いろいろな人と関わるのが好きでした。
親に看護師が向いているんじゃないかと言われて、高校から5年制の看護学校に行きました」
15歳で看護師の道を決断するなんて、私としては尊敬します。
そんな若さで自分の道を決めたというのも、どこかに看護師の素質があったのかもしれませんね✨✨
看護師スイッチが入る前のKさんの仕事ぶり
「1年目のときは、ただ熱や血圧を測るのも、「やらなきゃいけないからやっとこう」という意識でやっていました。
なぜそれが必要なのかそこまで深く考えることはありませんでした。」
私も1年目のときはそうでした。
看護師スイッチが入ったきっかけとその後
「看護師としての勉強をするスイッチが入ったのは3年目の終わり、プリセプター(新人看護師に指導する立場)になってからです。
ちょうどその時期に救急看護のインストラクターを始めました。
救急医療に関わる救急隊やインストラクターの話などを聞いて、医療者ってこんなにかっこいい仕事なんだと刺激を受けました。
純粋に、「できることを増やしたい」と思い、そこから必死で勉強を始めました。
僕は、看護師は2つのタイプに分かれると思っています。
1つ目は、患者さんの気持ちを掘り下げてケアする看護師、
2つ目は、病気や症状にひたすら向き合っていく看護師。
僕は、2つ目のタイプである、目の前で患者さんの体にどういう症状が起こっているのか、それが理解できていないと、先ほど述べた1つ目の根本的な部分で人の気持ちに寄り添えないと思って勉強しました」
いろんなことのきっかけはどこに転がっているか分かりません。
それがKさんの場合は、救急看護のインストラクターを始めたことだったようです。
「できることを増やしたい」という素直な考えからすぐに行動に移せる点が尊敬できるところです☺️
具体的な看護師の勉強法
「集める資料はなんでもいいんですよ。教科書でもネットの情報でも。
大切なことは『根拠があるのか』ということです。
教科書やネットで出てくるワードをつなぎ合わせていっていろんな側面から病気をみていく。
わかるところまで掘り下げていく。
すると、昨日勉強していた病気と繋がる部分があるんです。
『だからそんな症状が出るんだ』と1つひとつをつなぎ合わせていく。
何も分からない人、新人看護師にも伝えられるように、言葉をかみくだいて説明できるまで理解を深めると、自分が成長できた気がしました」
「僕の働いていた病棟は急性期病棟。
1日8〜10件オペ(手術)があり、仕事が終わるのは夜の10時ごろでした。
そのあとスタバに行って夜12時まで勉強していました。
休みの日も同じスタバで勉強していましたね」
私に足りなかったのは、まさにここ。
教科書やネットの情報を調べて覚えて終わりだった私に対し、彼はなぜそうなるんだろうという根拠を分かるまで全て調べて、人に説明できるまで理解するということでした。
それが大切だってのはわかってたのにやっていなかった私…
仕事で疲れていた自分に負け続けていた私…
あー2年前の自分が恥ずかしい。
知りたいことって、1つの資料に全て載っているわけではありませんもんね。
調べればなんでも分かるこの時代、どこまで理解を深めるかがその道を極められるかに繋がるのだと思います。
わたしも頑張ります😊
看護師のやりがいはどこにあるのか?
「たくさんあるけど、一番のやりがいは
『努力すれば努力するほど報われること』です。
社会的にも認められるし、近くの患者さんにも認められる。
他に嬉しいのは、患者さんにナースコールで「Kくん呼んできて」と指名されたとき。
僕を頼りにしてくれているんだと感じられて素直に嬉しいです」
患者さんに名指しで指名されて嬉しかったのは、私も一緒です。
私が目指す職業人像も、「はなさんにお願いしたい」と私個人の存在を認めてもられるようになること。
そのためには、人あたりの良さだけでなく、プロフェッショナルとしての知識や正確な技術が必要であり、それは勉強しないことには身につかないことが改めて分かりました。
今後やりたいこと
「英語を勉強して、2020年の東京オリンピックで活躍できる看護師になりたいです。
僕はワーホリにいく予定なのですが、日本に帰ったら日赤(日本赤十字社)に就職して、国籍や人種関係なく人を助けられる存在になりたい。
あとは、DMAT(災害派遣医療チーム)に入って、災害時も含め、目の前で人が倒れたときに何か手を出せる医療者、
そして、ドクターとナースの格差をなくすためのアピールができる存在も目指していきます」
夢が大きい!こんなに自分で勉強してプライドを持てている彼なら必ず叶えられると思います!
看護師は自分にとって天職だと思うか
「はい、天職です。
看護師ってみんなそうだと思うんですけど、
『看護師になってから、看護師になる』と思うんです。
プライドが高い看護師ほどその実感は強いと感じます。
僕は幸せだと思う。こんなにプライドを持って仕事ができることが幸せ」
かっこいいなー!
その頑張る原動力、見習いたいです。
以前、「看護師は、患者さんに育ててもらうものだ」という話を聞いたことがあります。
看護師免許を取得して、白衣をきているだけでは真の看護師とはいえない、
そこから様々な患者さんと出会い、病気についての理解や患者さんの感情と接していくなかで本当の意味での職業人となるんだと思います。
先日の講演会で学んだ、天職の考え方はこちらの記事に載せています。
まとめ:本気モードになろう
私に足りなかったのはコツコツ勉強する努力だったのだと思います。
もちろん、目の前の患者さんの役に立ちたいとか、早く元気になってほしいなと思って関わってはいましたが、そう行動するためには専門職としての知識が不可欠です。
それは誰かが教えてくれるものではなく、自分自身で1つずつ習得するしかないということを彼の話からひしひしと感じました。
インタビューの前は留学生活についてワイワイ話していたKさんですが、仕事の話になると目の色を変えて、自分の経験や仕事のやりがいについて話しておられました。
ここがセブであるにも関わらず、真剣に話すKさんの目線の先にはプロとしての覚悟や責任を垣間みることができました。
その根底には、15歳で看護師の道を志したときにすでに芽生えていた、「おじいちゃんおばあちゃんが好き、人と関わることが好き」というのが関係しているのだと思います😆
年下だけど私より3年も長く看護師として頑張ってきた彼の今後の生活に期待しながら、
私も職業人として何かを極めようという決意を新たにしました。
Kさん、忙しい中インタビューに答えてくださってありがとうございました。
他にも頑張る職業人がいたらお話を聞きたいので教えてください😊✨
hanablo
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