元看護師なので病院の最低限の知識はありますが、入院するのは生まれて初めて。
そこでこの記事では、30代で子宮筋腫の手術を受けた私が、1週間の入院に持っていったものを全て公開します。
病名や診療科、手術の有無、入院期間により大きく変わると思いますが、ぜひ参考にしてください!
もくじ
入院の持ち物 :お金・事務関係
どの科に入院する場合でも必要なものは、次の通りです。
- 保険証
- 診察券
- 現金やクレジットカード(入院費支払い用+入院生活で必要な小銭)
- 限度額認定証(手術で高額になる場合、入院前に役所で申請するように説明があります)
- 病院からの書類(入院申込書、手術や麻酔の同意書、生活調査票など、入院前に案内のあった書類すべて)
- (必要であれば)内服薬
特に、保険証、診察券、現金は忘れずに。
入院の持ち物 :全科共通の生活用品
ここからは、入院生活に必要なものを紹介します。個人の好みによりますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗面用具
シャンプー、ボディソープ、化粧水類、石鹸、歯ブラシなど。
ちなみに手術当日は化粧禁止です(化粧水や乳液はオッケー)。
手術後の観察のために、マニキュア、マツエクなども避けるように説明がありました。
病院によっては、ドライヤーの貸し出しがあります。
着替え
パジャマ、下着、タオル、履き物など
パジャマやタオルは、有料レンタルができる場合もあります。
私はパジャマを持っていなかったので、入院を機に購入しました。
綿のパジャマは肌触りがよく、気持ちがよいです。
入院生活って何かと不安ですよね。
そんな方は、お気に入りのパジャマを自宅の洗剤・柔軟剤で洗って持っていきましょう。いつもの匂いで、きっと安心して眠れるはず。
上のパジャマや下着は、”前空き”が指定されることもあるかもしれません。
病院のスタッフに確認しましょう(私は前空きの必要なしでした。入院1週間、うち点滴は1日半ほどだったので。)
女性は、ブラジャーをつけるかどうかが悩みどころかもしれません。
私の場合11月の入院でしたので、素肌にパジャマ1枚着て自室で過ごし、部屋から出るときはパーカーを羽織りました。
産婦人科で基本女性しかいませんし、今はコロナで面会制限もあります。人目が気になる場所は、売店くらいです。
気になる方は、ブラジャーがあってもよいと思います。
腕が上がらないのを見越して前空きのブラを買う方もいるようですが、私は、ブラをはめられないほどの可動域制限は感じませんでした(手術翌日の肩の痛みはありました)。
履き物について、看護師としては、かかとのしっかりある滑りにくいものを用意して欲しいと強く思います(転ぶ可能性を低くするために)。
病院の冊子にも「転びにくい履き物で。スリッパはダメ」と書いてありましたが、婦人科の患者さんはスリッパの方も何人かいました。まぁ入院1週間だし、わざわざ履き物を買うのも面倒ですもんね…
私は、無印のフラット靴を買いました。かかとを踏めて履き心地はよかったですが、素足だと中で蒸れてしまいました。
こういう、通気性のよい靴だと快適に過ごせると思います。
日用品
カバン、スマホ、充電器、ティッシュ、時計、筆記用具、水筒、コップ、ストロー、暇つぶしのグッズ
『入院にキャリーバッグを持って行ってよいのか?』
悩む方はいませんか?
私は悩みました。
持っていくのはいいけど、帰りはキャリーバッグを押せるのか、そもそも退院前にしゃがんでキャリーバッグに荷物を入れることができるのか?
結論、腹腔鏡手術後5日目に退院した私は、荷造り、余裕でした!
術後3,4日目以降であれば「痛たた…」といいながらしゃがめると思います。
入院のために新しいバッグを買うのはもったいないので、家にあるものを持参しましょう。
そのほか、売店にいくとき用の小さい手提げも便利です。
スマホと充電器は、現代社会には必須ですね!
あと、もしパソコンを使うならあると便利です。
ネット環境は整っていない場合も多いかもしれません。
私が入院したところは新しくて設備が整っていましたが、それでもフリーWi-Fiや無線LANはありませんでした。
電子書籍端末Kindle Paperwhiteには、あらかじめ本をダウンロードしていてよかった!
ティッシュは、自宅と同じくらい使うので必須です。
ウエットティッシュは、机を拭くときくらいしか使っていません。好みでどうぞ。
病室には基本時計はありませんので、持参しましょう。私は卓上時計を持っていないので、腕時計を使っていました。
時計が大きいと無駄に時間が気になるので、腕時計で充分です。
(病院生活はヒマなので、時間が進むのがめっちゃ遅いです。あくまで患者視点…)
筆記用具もあったほうがいいですね。最低、ボールペン1本。手術前は、同意書等にサインを求められます。
コロナ禍で看護スタッフとの接触を減らすためか、検温とトイレの回数は自分で測定して紙に書くように言われていました。
また、入院日記を書きたい方は、ノートが1冊あると便利です。
私はヒマすぎて、病院食日記を書いていました。
院内の給湯器を使えるなら、水筒とコップがあると超便利です!
ペットボトルの水って、毎日だと意外と小銭を使ってしまいますよね。
手術後に部屋から出られるようになってからは、給湯器からお湯を拝借しました。
手術前は、下剤を飲むとお通じがゆるくなり、どんどん体の水分が出ていきます。そして、いつも以上に喉が渇くんです。
好きなだけ水を飲める環境があると、気持ちの余裕が出てきます。
ストローは、手術を受ける人は必須です。
術後はコップから水を飲めないので、うがい時も含めてストローを使います。
私は「ストロー100本入りとか買っても使わないしなー」と思い、ペットボトルに付けるタイプのストローを買いました。
これ、使い慣れていない場合はあまりおすすめしません。
ペットボトル装着型のストローはシリコン製になっており、長時間ペットボトルに浸しておくと中の水がシリコン風味になってしまうんです…泣
せっかくの水が美味しくなくなってしまいました。
普通のストローを持っていくべきだったと、反省しています。
暇つぶしグッズは、説明しなくても大丈夫でしょう!笑
日記帳、ゲーム、本、好きなぬいぐるみ、クロスワードパズル、勉強道具など、時間を潰すものは必須です。
特に手術前、手術3日目以降に大活躍します!
暇なときにやることリストを作っておいてもよいかもです。
特に、手術前は緊張して何もはかどらないので、何か集中できることがあるとよいかも。私はスマホで動画編集をしていましたww
飲食物
水またはお茶は必須です。あとは、キャンディーなど、小分けのお菓子。
院内に浄水器や給湯器がある場合、ペットボトルの水は手術後(自分で買いにいけないとき)に最低限飲む分だけでもよいですが…余裕があったほうが安心だと思います。
あとは、おまけ。
手術が終わった後のご褒美に、ちょっとしたお菓子とのど飴を持っていきました。
病院食は美味しかったですが、甘いものが欲しかったり、お腹がすくタイミングがあります。ちょっと口に入れるものがあると便利です。
(夕食が18時だったので、寝る前にお腹が空いてお菓子をちょっと食べてましたww)
※糖尿病などで食事制限がある場合は、主治医に相談してください。
入院の持ち物:婦人科で必要なもの
最後に、私のように婦人科入院をする方が持っておくとよいものを紹介します。
生理用ショーツ、しめつけないショーツ、ナプキン(昼と夜、多めに)、おりものシート、手術後の下着と大きめのナプキンなど
婦人科手術の後は生理のように分泌物が出ますので、生理グッズ、生理用ショーツは必須です。
ナプキンが不要になっても、ちょっと下半身に力が入ると体内に溜まっていたであろう古い血液が出ることもありました。おりものシートがあると安心です。
私の場合、主治医の先生の手術がうまかったのもあり、ほとんど出血がなく、ナプキンは5枚くらい、残りはおりものシートで足りました。
開腹手術でキズと下着の摩擦が気になる方は、産褥用の大きい下着を用意してもよいかもです。
手術後の下着(マジックテープで開いて、中にナプキンを挟むタイプ)と大きめナプキンは、病院で指定されていたものを売店で購入しました(800円くらい)。
入院に”不要な”持ち物
一応、入院にいらないものも紹介しておきます。
指輪やネックレス
貴金属は、手術や検査のときに外す必要があります。
持っていくと紛失の危険もあるので、身につけない方がよいでしょう。
特に結婚指輪!
いつもつけているので外すのは寂しかったですが、数日の辛抱です。
指輪を外すと、指のむくみが取れてすっきりしますよ。笑
多額の現金
盗難にあって嫌なものは、持ち込まないほうがよいです。
大きい病院にはATMがあるので、入院費用は支払い前に下ろせば大丈夫。
最近はクレジットカードで支払いできる病院もあるようです。
30代婦人科入院の持ち物は、最低限をサッと準備!
この記事では、入院で必要なものを紹介しました。
事務的物品、生活用品、診療科で必要なものなどいろいろと持っていくものがありますね。
とはいえ、基本的には売店で変えるものがほとんどなので、普段使っているものを中心に好みで揃えれば問題ありません。
これから入院する方、ご家族が入院される方、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
術後2ヶ月経ち、手術をしたのを忘れるほど元気になりました!
手術の傷は小さく、ほとんど目立ちません。
主治医の先生におすすめされて使っていた傷用テープはこちら。
毎日入浴していましたが、1枚あたり、1週間以上もちました。
ちょっとお値段が張りますが、「傷口をきれいに治したい」という方におすすめのテープです。
余談ですが…この記事を書きながら「海外渡航に必要なもの」という記事を書いたことを思い出しました。用意するもの、意外と似ています。
私の海外生活や持ち物については、こちらの記事をどうぞ!
hanablo
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